表紙はうたう      ≪週刊文春≫創刊50周年記念コンサート  紀尾井ホール      3/2
 
 
 ボスの愛読書≪文芸春秋≫と一緒に、コンサートのお知らせが同封されてきまして、面白そうな企画だというので
 ネット予約でボスと行ってきました
 
 JR 四ッ谷駅で降り土手沿いに・・・≪イグナチオ教会≫≪上智大≫を過ぎ
 昔から政財界の方々が使われる料亭≪福田家≫の隣の≪紀尾井ホール≫です・・・その先はホテル ニューオータニ
 四谷で生まれ育った“元々”・・・子供のころの遊びの慣れ親しんだ地域を久々に歩きました
 イグナチオ教会も、福田家さんも立派なビルになっていました 
 そして、≪文芸春秋社≫は、≪紀尾井ホール≫の角を曲がって、清水谷坂を下った先にあるのですね
 
 さて、週刊文春の表紙は、昔から≪週刊文春≫というタイトル以外には文字が無いのが特徴です
 週刊誌には珍しいですよね
 その表紙を飾る絵は、1977年5月12日号から描き続けているのが≪和田誠さん≫でした
 「絵に題名をつけてください」と編集部に言われて最初につけたのがジャズの曲名≪エアメール・スペシャル≫
 それからずっと、題名に音楽のタイトルをつけているそうです
 一昨年「表紙はうたう30年」と題したコンサートを開き、今回は≪週刊文春≫創刊50周年を記念するコンサートです
 一昨年同様、題名に因む音楽とスライドによる表紙絵が溶け合ったステージです
 クラッシックの≪安田祥子さん≫、ポップスの≪由紀さおりさん≫、童謡は姉妹で
 ミュージカル、ジャズに活躍する≪島田歌穂さん≫、ステキなハーモニーの≪タイムファイブ≫
 司会は、≪週刊文春≫連載対談の≪阿川佐和子さん≫・・・・という出演でした(実はボス、阿川さんの大ファン)
 
 
 
 
 
 左から  
 1ページ目
 エアメール・スペシャル  オーヴァー・ザ・レインボー  サテン・ドール  ルート66
 夜明けのスキャット  手紙  どこかで春が  夏の思い出
 2ページ目
 小さい秋みつけた  冬の星座  マイ・ワン・アンド・オンリー・ラブ マイ・ファニー・バレンタイン  
 ハウ・ハイ・ザ・ムーン  空に星があるように  恋のバカンス  神田川
 あなた  ストレート・ノー・チェイサー  デイズ・オブ・ワイン・アンド・ローゼス  サウンド・オブ・ミュージック
 3ページ目
 さくら貝の歌  椰子の実  ジョージア・オン・マイ・マインド  カム・フライ・ウィズ・ミー  
 イズント・ジス・ア・ラブリー・デイ  クロスロード  ひまわり  メモリー
 アヴェ・マリア  赤とんぼ  ホワット・ア・ワンダフル・ワールド  ウエン・ユー・ウィッシュ・アポン・ア・スター
 
 第二部の始まりに、今回載っていない、いくつかの表紙のエピソードを画像を見ながら和田氏の楽しい話が続きました
 もっと聞きたかった・・・
 そして、最後に阿川さんも含む全員で≪星に願いを≫を英語で歌われました・・・
 阿川さんのお上手な歌声に驚きました
 
 ジャズあり、ポピュラーあり、クラシックあり、童謡あり、ロック(和田氏のご子息の飛び入り参加)ありの楽しい企画でした
 特に島田香穂さんの歌唱力の素晴しさに聞きほれました
 和田氏は客席の隅で、その他の出演者は、ご自分が歌う時以外は、全員ずっと舞台上の椅子で待機して
 観客と共にスライドを見ながらの時間は、お疲れだろうな〜なんて余計な心配・・・
 阿川さんの説明によると・・・ロックバンドを組んでいるらしい30代のご子息≪和田 唱さん≫は
 母親である≪平野レミさん≫が、「お父さん!担当になった年に生まれた唱を出さなきゃ!出なさい!」の言葉で
 急遽、出演に至ったとか・・・・・・レミさんらしい(笑)
 それにしても、実力派の中での和田唱さんのシナトラの歌は少々気の毒
 ギターを持ってのロック曲は・・・今の時代、客席は皆立ち上がって演奏者と一緒に楽しむのでしょうけれど
 客席は、ほとんどが団塊の世代のお客さまですから、さぞ乗りが悪く歌いにくかったでしょうね・・・
 
 最後に和田氏のご挨拶は、音声さん、照明さんを初め、舞台に椅子を並べた方など裏方さんに至るまで
 企画に関わった全ての方々に丁寧に感謝の気持ちを述べていました
 7時開演で終演はナント10時になっていました
 和田さんの熱い思いが伝わりました
 

 週刊文春50周年を記念して、32年間表紙を飾った和田誠さんの描かれた表紙のイラストとその裏話を満載した
 エッセイ&画集が発売されているようです

 
 本日一曲目のイラストのデザイン入りエコバックのお土産付きでした