大人の社会科見学  阪急交通社 クリスタルハート日帰りツアー    
2009.10.27

 
造幣局 ・ 鳩山御殿 ・ 法務省 ・ 国会議事堂


 ボスが見つけた今春の新聞に出ていた日帰りの旅は≪最高裁判所≫がコースに入っていたようです
 その時は、予約を入れたら、すでに満員とのことで、断念
 それから半年、やっとチャンスがやってきました・・危うく最後の一組に滑り込みセーフ!!
 しかし、ボスが一番望んでいた≪最高裁≫は、コースに入っていませんでした
 最後の一組だったので、バスの席も最後部・・・かえって、落ち着いてイイものです
 東京駅前を8時45分に出発です・・・遠く、新潟からの参加の方もいました

 前日の台風から一変の、汗ばむくらいの大晴天!

  只今、修復工事中の東京駅
 写真は出発前は逆光の為帰宅時に撮ったもの

  これが東京駅前の新丸ビル・・・見たのは初めて・・・

 まずは、 ≪造幣局≫
  (豊島区東池袋)
 造幣局というと、紙幣と、硬貨を製造していると考えがちですが、造幣局では、硬貨のみだそうです
 そういえば、紙幣は、国立印刷局なのですね
 懐かしいマグロに再会しました・・・硬貨がぎっしり詰まっている袋・・・
 その昔、某銀行に勤め、出納課に配属された新人の時代に、この袋の中の硬貨を手で数え、50枚ずつを紙で巻く作業がありました
 当然、その時代には、すでに自動的に50枚を数え、包装してくれる硬貨自動計算包装機(こんな名前ではない?・・・笑) がありましたが  ・
 出納課に配属された新入社員に課せられた仕事でした・・・手のひらで硬貨を速く正確に数える訓練です
 ここにずらりと並んだ袋入りの硬貨を、銀行ではマグロと言っていました・・・ン?クジラ・・・?マグロ?たしかマグロ・・・
 余談ですが、紙幣を正確に数え、束にする、行内の競技もありました
 千円札200数枚に、500円札数枚が混ざっている物を、用意スタート!で数えながら500円札を抜きつつ
 正確かつ早く、千円札100枚を帯封をして二束作る正確さと、時間を競うものです
 日比谷支店代表で参加した “元々” は、京浜地区でみごと二位!
 そんな思い出があります
 でも、今なんの役にも立っていません・・・ 我家には、束にするほどのお金はありませ〜ん! (笑)

 さて、東京のほかに、広島と大阪に造幣局がありますが、現在東京支局では、流通している一般の硬貨ではなく
 一般流通を目的としない収集用貨幣 ( 記念貨幣 ) 等のプルーフ 貨幣を製造しています
 例えば、御成婚記念コイン、万博記念コイン、勲章、オリンピックなどの金銀銅メダルなどです
 
まもなく、発行される≪天皇陛下御在位20年記念500円貨幣≫が11月12日に引き換え開始されます
 
 お次は音羽御殿とも言われる、≪鳩山会館≫
  交通量の多い文京区音羽通り商店街に面した所
 門からしばらく歩いて、この小高い山の上にお住まいがあります
 平日の火曜日でこの人の数・・・土日は大変な混雑でしょう
 
  庭から見て中央の応接室に鳩山一郎さんが座っていた椅子が今でもあります
 (後ろ向きの女性の影にある背もたれの高い椅子) それ以外は座ることが出来ます
 
   二階から見る庭
 
 鳩のオブジェなどがアチコチにありました

 お次は、≪法務省≫

  久しぶりに見る皇居前広場ですが、いつ見ても美しく整備されています
 
  赤レンガのたたずまい
 見学は二階の資料展示室だけ
 当時は司法省と大審院(後の最高裁判所)の建物で、ドイツの建築家にエンデとベックマンにより建てた
 司法省の庁舎(赤レンガ棟)は明治28年に竣工・・・
 関東大震災ではほとんど被害を免れたようですが、昭和20年の戦災でレンガ壁とレンガ床を残して焼失
 同25年までに改修され、その後、法務省の本館として使用
 平成3年に復元改修工事が始められ、同6年に創建当時の姿に復元され、同年12月に赤レンガ棟の外観は国の重要文化財に指定
  法務省前の警視庁

 ここで、皇居前を上から見下ろすKKRホテルでの昼食

 最後に、≪国会議事堂≫
 
 “元々” 参加の団体は、今回≪参議院≫の建物を見学しました 中は撮影禁止
 正面に向かって、右が参議院、左が衆議院・・・ん〜小学校で教わったような・・・
 参議院議場と、衆議院議場との構造の違いを聞き、それからというもの、TVを見ても直ぐに衆参のどちらかを判断できるようになりました
 参議院議場は演壇に上がる階段の形が≪扇形≫、議長席の後ろにカーテンがあり天皇陛下が臨席されるお席がある 
 ( つまり、議長の後ろにカーテンがあるのが参議院議場 )
 門の外から車で通りがけに眺めたり、TVで見る国会議事堂は、もっと黒っぽく見えましたが、実際に近くで見た議事堂は白かったです
 国会議事堂は、議会が無い日は予約ナシでも個人的にも見学が出来るようです・・( 時間が決まっていて、希望者まとめて案内される )
 コノ日は、“元々”の参加団体以外にも、衆参両議院に見学の団体ありでした
 この正面での撮影は、衆院見学者は、建物の正面半分から左で自由撮影
 参院見学者は半分から右で自由に撮影が許されました ・・・ 半分のラインを超さないように・・・と (笑)

 この日帰りツアー・・・昼食、バス代、入場料込みで一人10、000円也
 大人の社会科見学・・・今参加しておいて良かった!
 あまり歳をとってからの見学は辛いものがあります・・・それは階段
 目的地への移動は楽ですが、どこも、階段の上り下りがあります・・・是非足が丈夫なうちにご参加ください
 鳩山会館は門からお住まいまでの上り坂が高齢の方には大変そう
 造幣局は、希望者はエレベーター使えましたが、法務省は階段
 最悪は、国会議事堂で、一般傍聴席は3階にありますが、一般の5階分くらいの高さ!見学者はエレベーターを使う ことが出来ません  
 “元々”でも結構つらい階段でした (笑)  
 そして、汗ばむような台風明けのコノ日、広い議場は、省エネで見学者の為の冷房は、ない為少々蒸し暑く扇子を必要としました
 ・・・見学の季節も注意した方が良いでしょう

 個人で回ろうとしたら駐車場などのことや、また、交通機関利用では、一日では乗り換えなど時間的にも体力的にも困難でしょう・・・
 行っておいて良かったと思います・・・
 
 “元々”とボスは、団体行動が苦手なのがわかりました ・・・ 大勢で同じ行動は疲れます   
 それでも充実した一日でしたョ


 
。。